私らしく日日是笑日

楽しむべきところはそれを楽しみ、楽しみ無きところもまた無きところを楽しむ。

終活 遺影

先日 叔母が亡くなって 遺影をどれにするかでもめた
叔母は 若いころ 愛知県で仕事をしていたので
言葉も共通語を話し 着るものや美に対しても意識が高かった
年老いて 白髪を嫌がり 頭頂部の薄毛を気にして
何十万かのウィッグを2、3個持っていた
美容院も専門のところへ通っていた


というので 黒髪でおしゃれして 微笑んでる写真がいいと思った
4人の姉妹も 姉はおしゃれだったからとそれに同調した


最後まで一緒に住んでいた 長男が
最近の白髪あたまで微笑んでる写真を選び
頭なんか黒でも白でもいいだろうって
頑なだったためそれになった


一緒に住んでいたから生前の最後の面影を残す写真を選んだのかもしれない


それは 正解がないから それでもいいと思う


昔の家は 鴨居に遺影を並べて飾る
旦那さんは40代で亡くなっているので
その横に白髪の90歳の叔母が並ぶ
他の姉妹が 親子みたいになるね と言ったのが印象的だった


数年前 会社のOBさんの奥様が亡くなられて 受付をお手伝いしたことがあった
その奥様は 終活をされていたらしく
ひとり残るご主人に 一冊のノートを残していらした
保険や通帳の控えなどなどのほかに
自分が亡くなったら...というので
葬儀社の手配 連絡先 遺影 受付まで2人の友人に頼んであったらしい
ご主人は 奥様のノートのおかげで困らずに葬式を済ませ ひとりで暮らされている


受付を手伝って 終活の大事さを学んだのに
日々の暮らしでまた後回しにしている
残す家族に送る最後の贈り物 
終活を形にしなきゃと強く思った


とりあえず 少し痩せてたときの写真から遺影を選んでおこうか(^-^;